■生長の家聖使命会員とは

 この生長の家の運動の資金を、会員の献金によって賄うのが「生長の家聖使命会」の制度です。

 「聖使命会」に入会されると、病気が治ったり、事業が繁栄したり、子供が優良になったり、家庭が明るくなるなど、幸福にみちあふれた新しい生活がひらけます。

 献資という清らかな愛の行いを通して、すべての人々に本当の幸福をもたらす生長の家のつながるあなたが、幸福にならないはずはないのです。なぜなら「与える者は与えられる」という法則によって、あなたの愛の行いがあなたに返ってくるからです。

 さらにまた、毎月、あなたが行う真心のこもった献資は同じ法則によって、そのままあなたの未来に幸福を積み立てていくことにもなるのです。

 

 

■本当の愛の行い

 しかし、「ご利益を得るために献金する」というのでは、本当の愛の行いではありません。

 生長の家では、聖使命会員の方々を「聖使命菩薩」と呼びたたえています。聖使命菩薩とは「自分が救われるより先に、他の人々を救ってあげたい」という愛他に励む尊い生き方を実践する方々のことです。こうした清い心の方々が聖使命会員なのです。

 

 

■祝福を受ける聖使命会員

 聖使命会に入会されるときには、あなたご自身で氏名を書かれた「誠魂録」を提出して頂きます。

 この「誠魂録」は、長崎県にある生長の家総本山の龍宮住吉本宮内に、永久に奉安され、祭祀されます。

 こうしてあなたは、常に神様の祝福に包まれ、しかも、生長の家総本山に集まった信徒はもとより、全世界の信徒が毎日、各地でお祈りをし、聖経『甘露の法雨』と『聖使命菩薩讃偈』読誦して、会員の皆さまを「聖使命菩薩」として礼拝いたします。あなたは、常に神の祝福とともに世界中の人々の清い愛念をも同時に受けられるのです。

 

 

■昇天された聖使命会員の永代祭祀

 また、10年間以上、什一会員として継続して会費を納入された方は、昇天されると、京都府宇治市の生長の家宇治別格本山の宝蔵神社に永久に祭祀される資格が与えられ、永代にわたり篤くお祀りされます。

■本当のおかげ■

 

宗教というものは、決して病気治しや個人の繁栄のために利用されるべきものではありません。ただ本当のおかげがあらわれるのは、まごころの信仰と報恩感謝の心があらわれたとき、その附属として附け加えられたものであって丁度人間の影が地上にうつっているような、そういう影に他ならないのであります。ですから信仰を手段として利用して、安上がりのおかげをつかみ病気などを治してもらおうとか、少しだけ寄付をして置いて大いに事業を発展させてもらおうかと、さもしい事を考えることは全く間違っているのであります。私達の寄付や献金は、そのようなこととは全然ことなったところの純粋な菩薩行であり、一人でも多くの人々を救いたいという慈悲の発露でありますから、そこに自ずからその功徳はあまねくゆきわたらざるところなく、一門家族の悪業すらも光を遭うた暗闇のように消滅してしまうのであります。

 

 

谷口清超先生著『新版 菩薩は何を為すべきか』128頁より