谷口雅春大聖師の御生誕日を感謝と決意の日としよう!
教化部長 大塚 和富
11月は生長の家を立教された谷口雅春先生が御生誕された月であります。 明治26年11月22日に神戸市でお生まれになり、今年は131回目の御生誕日になります。 生長の家総本山では「生長の家秋季大祭」の行事の中で、11月22日には生長の家総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生のご参列のもと「谷口雅春大聖師御生誕日記念式典」が執り行われます。 この式典の模様は、生長の家公式ホームページにリンクを張ってフェイスブックによる同時配信(ストリーミング方式、一般公開)されます。 誰でもスマホやパソコン等の通信機器で視聴できます。 式次第は上記に示していますので、当日は水曜日ではありますが、約1時間20分程の式典を万障繰り合わせてご視聴くださり、総裁先生のお言葉を拝聴しようではありませんか。
谷口雅春先生は長年の求道の末に、「実相」の境地に達せられて悟られた真理を『生長の家』の月刊雑誌を発行してくださいました。 その境地に達せられた様子は、『生命の實相』第20巻・自傳篇134~136頁に記述されていますので、その一部を紹介します。
〝「物質はない!」「無より一切を生ず。一切現象は念の所現にして本来無。本来無なるがゆえに、無より一切を生ず。有よりいっさいを生ずと迷うがゆえに、有に執して苦しむのだ。(中略)「心もない!」(中略)「実相がある!」「実相とは神である。あるものはただ神のみである。神の心と、神の心の顕現のみである。これが実相だ」〟
生長の家の教えは、神が創造された世界の本当の姿(実相)と、私たちが感覚器官によって捉えた世界(現象)とをはっきり分けて考えることが最大の特徴です。 この真理によって私自身を含め、日本のみならず海外およそ28ヵ国の信徒の皆さんが、心に光が灯されて救われ魂の向上を得ています。 この悦びは何ものにも変えられない無上のものです。 谷口雅春先生は昭和60年6月17日に高き神界に昇天された後、「面授」により谷口清超先生が「生長の家総裁」の法燈を継がれたのも11月であり、昭和60年11月22日に「生長の家総裁法燈継承御祭」が執り行われました。 そして、現総裁が法燈継承されたのは、二代目総裁・谷口清超先生が平成20年10月28日に高き神界に昇天後、平成21年3月1日に「生長の家総裁法燈継承御祭」が執り行われて現在に至っています。 いずれも生長の家総本山にて御祭が行われています。
この法燈継承ということは、谷口雅春先生のお説きになった一言一句をその通りまた繰り返しお伝えすることではなく、教えの神髄の不立文字をお伝え頂き、それを継承するということで、真理というのは、その時その時に応じて色々な相をもって展開されねばならないと、谷口清超先生は法燈継承の際に、道元禅師が説かれた『正法眼蔵』「面授」の巻を引用されてお示しくださいました。
谷口雅宣先生のメッセージを理解して、運動を進めよう!
現在は皆さんもお気づきのように、人間の生存に関わる大きな問題として、地球温暖化による異常気象に伴う自然災害などの到来で地球環境の悪化を実感することが多くなりつつあります。 この事態に生長の家は、原因は人間の活動により、産業革命以降、物質的により豊かで快適で自由な生活を求めて、石炭、石油等の化石資源をエネルギーとして大量に消費してきた人間中心主義の生き方にあるとして捉えています。 今後、吾々のライフスタイルの転換が重要と考えて、〝倫理的な生活〟(ノーミート・低炭素の食生活、省資源・低炭素の生活法、自然重視・低炭素の表現活動)を、吾々自ら実践しつつ、それを多くの皆さんに伝えて、その生き方を一緒に進めていくことが現在の光明化運動です。 総裁先生が今年の新年のメッセージで「神・自然・人間は本来一体である」という真理を、世界の常識にまですることにより、この困難な時代にも「希望」を持って生きていくことができるというメッセージを、自己の信念として邁進しましょう。
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