【今月の教化部長の言葉】令和5年3月

笑って笑って また会う日まで

教化部長 鈴木幸利

 

 みなさん、この度の定期異動によりまして、3月末日で愛知教区教化部長の任を解かれ、4月1日より京都第一教区に赴任することになりました。

 

 

 思い起こせば平成28年9月、濵山教化部長の休職により急遽愛知教区に赴任することになりました。 愛知教区の幹部の皆さんをはじめ信徒、誌友の皆様は私を昔のように大きな心で包んで迎え入れて下さいました。

 

 

 この6年半の間、子供からお年寄りまで一人も取り残さない運動を前面に出しながら明るく楽しくよろこびいっぱいの教区をめざして皆さんと共に歩んでまいりました。 「 祝福録 」を使ってみんなの幸せ祈り、講習会では、年配者等を尋ねて鶴を折ってもらい、その鶴で「 今起て! 」の絵文字を作って講習会場に掲げたり、昨年は3才の子供から102才の高齢者までが参加して下さった “ たびシリーズ ” や「 世界平和の祈り 」を行い、願いを込めて青と黄色の鶴を折って教化部のギャラリーの壁一面をウクライナカラーで覆うことが出来ました。 一人一人の力は小さくても愛知教区のみなさんの力を合わせると不可能はないことを実感させていただきました。 また、コロナ蔓延防止による緊急事態宣言下において会えなくなっても繫がっていたいという思いから「 おりぎりオヤジのひとりごと 」を配信して、小さな窓を開きました。 これを皮切りにネットによる会議や行事へと広がっていきました。 このシステムを浸透させるためにご尽力下さった方々に感謝申し上げます。

 

 

 今振り返って思い出されるのは笑顔・笑顔・えがおです。 私は「 笑う 」ことで人生の諸問題は乗り越えられると思っています。 笑いの語源は「 祓い 」だと云われています。 笑うと心が解放されて空っぽになります。 空っぽになったら本来持っている神の叡知が流れ入ってきます。 その叡知に導かれて前に進むと諸問題はスラスラと解決していくのです。 笑いの明るさが神の子を呼び出す誘い水となるのです。 これら沢山の笑いと感動とよろこびをみなさんと一緒に分かち合うことが出来たことに感謝の気持ちで一杯です。 この愛知教区での感動とよろこびとみなさんの一杯の笑顔を胸に京都第一教区に赴任いたします。

 

 

 そして4月1日より、次期教化部長には、福岡教区教化部長大塚和富先生が就任されます。 本部に於いて、総裁先生の信頼も厚く参議長をされ、運動・信仰の両面に卓越された先生です。 これからも大塚教化部長を中心に明るく笑顔一杯の運動を展開していって頂きたく存じます。

 

 

 3月1日は生長の家立教記念日・生長の家総裁法燈継承記念日です。 谷口雅春先生は人類を救済する雑誌を世に出すために、月給の一部を貯蓄して、それが雑誌発行維持費に達したときに始めようと思っておられましたが、平常の衣服などが揃ったと思う時分に二度も泥棒に入られ、何時になったら使命感を果たすことが出来るのか、果たさずにこの肉体は死んでしまうかも知れないと思われていた時に啓示を受けられました。 「 今起て、今のほかに時はない 」「 私はお金も力もありません 」「 力はすでに与えてある。 資力も与えてある 」「 実相はそうでも現象の自分は無力です 」「 現象は無い。 無いものに引っかかるな。 無いものは無いのだ。 知れ! 実相のみがあるのだ 」私達も「 仕事が停年になったら、子供が大きくなったら、お金に余裕が出来たら 」と先送りせず「 今起て! 」なのです。 問題を抱えながら他人のために尽力している人は言葉を超えたところで周りの人を救っていくのです。 そして自分の問題も自然に解決し、すべてのものがスムーズにいくものなのです。

 

 

 最後になりましたが、愛知教区の幹部・信徒・誌友のみなさまより賜りました沢山のご厚情に心より感謝申し上げます。 皆様のご健勝とご多幸を心より祈念させて頂きます。 6年半の間、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。